洪春暉

(財)資訊工業策進会 産業情報研究所 

上級産業顧問兼所長

情報電子関連分野の研究が専門。主な研究領域は半導体、情報システム、消費者電子機器、マクロ経済など。これまでに、半導体SoC、スマートエレクトロニクス、デジタルコンテンツ、オンライン娯楽調査、インターネット新生活サービスプラットフォーム、スマート住環境、産業の高付加価値化、車載通信などの大規模研究プロジェクトに参加。20年の産業および研究の経験を有する。証券会社の研究部門勤務時には国内企業の投資分析を担当。APIAA産業顧問認証を所持し、アメリカニューヨーク大学(New York University)経済学部にて修士号を取得。

2024 台日産業連携架け橋フォーラム in 東京

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台湾産業発展署の指導のもと、台日産業連携推進オフィス(TJPO)は2012年以来、台湾と日本の産業連携の促進に尽力し、数多くの日台交流イベントを開催してきました。今年の「台日産業連携架け橋フォーラム」では、日台間の車載電子製品のサプライチェーン協力やスマートコックピット、先進運転支援システム(ADAS)といった関連応用分野の発展動向に焦点を当てます。

交流の効果をさらに拡大し、優良な日本企業の台湾への投資を促進するために東京で本フォーラムを開催します。当日は台湾産業発展署および日台交流協会の貴賓による挨拶を予定しています。また、日台双方のシンクタンクや企業代表者による講演を通して、日台間の車載電子分野の発展状況や協業の機会をご説明いたします。このフォーラムを通じて、日本企業が台湾の優良企業との交流を深め、より強靭なグローバルサプライチェーンおよび流通システムの構築を目指すことが期待されています。

日程ハイライト

時間

日台が連携し、車載市場に新たな高みを築く!

日時:2024 年 10 月 30 日(水)13:30‐16:50

13:30-14:00

この交流イベントに参加するべき5つの理由

日台産業協力の機会を深く理解できる:このイベントは日台の車載電子分野に焦点を当てます。スマートコックピットや先進運転支援システムの最新トレンドを探ることで、業界の先行機会を把握するサポートをいたします。

優良企業との交流:台湾の優良メーカーと日本企業の深い交流を促進し、さらなる協業の機会を開拓することでグローバルサプライチェーン及び流通システムを強化します。

専門家の見解を聞くことができる:日台双方のシンクタンクや業界の専門家が産業の現状や今後の協業機会について情報共有しますので、より精度の高い市場戦略を策定するのに役立ちます。

政府機関のバックアップ:台湾産業発展署と日台交流協会の共同サポートにより、今回のイベントは高い専門性と政策連携を備えています。

国際的なつながりの強化:多国籍企業や業界リーダーとの交流を通じて、貴社の業界内での地位や影響力を高めます。

講演者紹介

主催団体

台日産業連携推進オフィスは、2012年3月に行政院(日本の内閣府に相当)が認可した「台日産業連携架け橋プロジェクト」に基づいて設立されました。このオフィスは、関連部門のリソース統合により日台企業の交流を促進し、双方の産業連携をより密接にするとともに産業の高度化を加速させ、企業の国際競争力と産業チェーンの地位を共同で向上させることを目的としています。このオフィスは日台産業連携の単一窓口として機能しており、連携ネットワークの維持、双方の協力範囲の拡大と政策推進を担っています。さらに当オフィスでは、日台産業の強みを活かしたマッチングを行い、連携機会の開発やプロジェクトの追跡サービスを提供しています。また、不定期にセミナーや商談会を開催し、参加者同士の交流を促進しています。当オフィスの専門コンサルティングサービスは個別のニーズに応じて支援を提供しており、また、さまざまなテーマに基づく訪日団を派遣し、多様な日台連携を促進しています。

「台日産業連携架け橋フォーラム」のお申し込みはこちらから

日台車載電子分野の最新トレンドを把握し、専門家と交流しながらスマートコックピットや先進運転支援システムの協業の機会を探りましょう!トップ企業とのグローバルサプライチェーンの構築に向けた絶好の機会であり、政府機関からの強力な支援も受けられます。貴社の産業人脈や市場機会を拡大する絶好のタイミングをお見逃しなく!共に日台産業の未来の発展を推進していきましょう!

会場:ホテルオークラ 1F 曙の間

內容

出席

受付

14:00-14:10

台湾産業発展署

陳佩利       副署長

公益財団法人日本台湾交流協会貿易経済部

渡辺   明夫  部長

開会挨拶

14:10-14:40

(財)資訊工業策進会 産業情報研究所 

洪春暉 上級産業顧問兼所長

台湾車載電子産業のトレンド及び日台連携の機会について

14:40-15:10

台湾先進車用技術発展協会(TADA) 

林根源 副分会長

台湾におけるスマート車載電子発展戦略とICTサプライチェーンによる支援

15:10-15:40

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

島村 哲生

グローバルストラテジー室長 ディレクター

日本におけるSDV等知能化の現状と海外との比較

16:20-16:50

AUO Japan 株式会社

石橋 浩司 

代表取締役社長 / 協理

スマートコックピットにおける日台サプライチェーンの協業の機会について

講演テーマ

出席

林根源 

台湾先進車用技術発展協会(TADA) 

副分会長

現職:台湾先進車用技術発展協会(TADA)電源電力電控分会副会長,PEGATRON(和碩聯合科技)車載事業部特別補佐(2020年~)。

経歴:車輛研究試験センター(ARTC)技術・営業・企画部門責任者を23年(1997年~2020年),経済部・交通部・科技部での政府プロジェクトの主導執行経験20年(車載・電気自動車・車両研究及びテスト技術を含む)。 台湾CNS標準20項目の策定、国際SAE標準への参加及びテスト装置の構築,「電動バス用スマートコックピットシステム開発プロジェクト」などのプロジェクト協同主任。「電気車両システムモジュール及び重要技術開発プロジェクト」、「車両研究・試験技術開発プロジェクト」及び多くの車両部品テスト、指導計画に参加。SCI論文2篇、SAE論文4篇、学会論文7篇。「医療用重症患者向け侵襲式呼吸器開発プロジェクト」を主導し、製品は衛生福利部(台湾)の製造認可(EUA)を取得している。

島村 哲生

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

グローバルストラテジー室長 ディレクター

2006年より現職。海外進出や海外事業検討を企図する日系企業を中心にコンサルティングを提供。

自動車業界や電気電子部品、鉄・非鉄・化学などの素材産業を対象に活動。

近年は車載半導体やレアアース関連、サーキュラーエコノミー対応など幅広く対応。

石橋 浩司

AUO Japan 株式会社

代表取締役社長 Managing Director / 協理 Associate Vice President

1998/4年   ALPINE株式会社入社(現 ALPSALPINE株式会社)

入社当時、車のエンターティメントが、オーデイオから映像に変化しLCDのNavigation Systemが主流となった。

エンジニアの経験を経て、2017/7にディスプレイ事業の責任者となり、日本、北米、欧州のメジャーOEMとのDisplayビジネスを多く手掛けてきた。この間、台湾含めたグローバルのサプライヤーさんとビジネスを通しパートナーシップを構築する。

2023/7年   AUO Japan 株式会社入社

AUO(台湾)の日本オフィスとして、主に日本市場の車メーカのOEM,Tier-1様向けに、LCDのパネルビジネスを担当。お客様のデザイン、製品が変化する中、仕様の整合、技術進化への対応をH/Qと共同で対応中。

台湾産業発展署は、専門性、効率性、積極性、革新性を核心価値とし、台湾全土の産業発展を推進しています。産業のニーズに基づき全方位型サービスを提供し、台湾の産業の革新、高度化、転換を支援しています。企業が経営体質を強化し、生産性や国際競争力の向上により環境の変化に適応できるよう積極的に指導しています。台湾産業発展署のサービス範囲には、産業発展政策の企画と法規の策定、産業管理と指導、革新研究開発への奨励と補助、持続可能な発展と脱炭素への適応、工業動員や産業連携などが含まれます。また、産業人材の育成やその他の産業発展に関する重要事項も含まれています。

1970年代初頭、世界的なエネルギー危機と貿易保護政策が台湾に厳しい挑戦をもたらしました。政府は伝統的産業の技術集約型産業への転換を推進し、国家の競争力を高めるよう促しました。1979年、行政院は「科学技術発展戦略」を通じて「財団法人情報工業策進会」(資策会)を設立しました。その目的は、情報技術の応用を推進し、国家と情報産業の競争力を向上させることです。資策会は設立以来、政府の情報産業政策の企画、情報通信の研究開発推進、情報技術の普及、技術人材の育成及び国家の情報基盤の構築に参加してきました。環境の変化とともに目的を情報通信技術の革新とデジタル経済の発展促進に調整し、「デジタルトランスフォーメーションの育成者」として位置づけ、政府と産業のデジタルトランスフォーメーションの実現を支援しています。

  • 会場定員120名(同時通訳あり)
  • 指導:台湾産業発展署
  • 主催:台日産業連携推進オフィス(TJPO)
  • 協力:台北駐日経済文化代表処、日本台湾交流協会
  • 実施:財団法人資訊工業策進会

15:40-15:50

中間休憩

15:50-16:20

MediaTek Inc.

車載用製品事業部

曹希康 製品マーケティング ディレクター

次世代車載用チップの設計及び技術におけるトレンド

曹希康

MediaTek Inc.車載用製品事業部

製品マーケティング ディレクター

20年以上にわたり、研究開発、製品マーケティング、事業開発に従事してきました。

日本市場における自動車事業のGo-to-Market戦略を主導。

AI、システムオンチップ(SoC)、画像処理、マルチメディア、および組み込みシステムに関する豊富な専門知識を有しています。

※アジェンダは変更となる可能性があります。予めご了承ください。